【玲音】「あ、そうだ! いいこと思いついた!」

【つむぎ】「玲音の『いいこと』は絶対くだらねーやつだろ」

【玲音】「くだらなくねえよ! せっかく明日オフだろ? それに、日曜日でもある!」

【玲音】「だったらさ、理緒も誘って、 久しぶりに5人で遊びてえなって思ってな」

【つむぎ】「それいいな」

【玲音】「だろ?」

【久遠】「なら、早めに連絡したほうがいいな。 理緒のことだから、『明日は1日塾です!』とか言い出すぞー」

【亜貴】「3人とも……早めって言うけど、もう夜中の1時過ぎてるんだよ」

【玲音】「あっ……マジだ」

【つむぎ】「……全然気づかなかった」

【玲音】「んでもさ、連絡しとかねえと、 理緒マジで塾だの勉強だの言い出すだろ?」

【玲音】「スマホ、スマホーっと」

【玲音】「せっかくならメールより、アプリのほうがいいよな~」

【つむぎ】「俺達と理緒がグループのやつだろ。俺も送る」

【久遠】「じゃあ、俺も送るか」

【亜貴】「夜中にメッセージを送るなんて、悪いよ。もう寝てるかもしれないんだし……」

【玲音】「寝てても大丈夫だって。理緒、一回寝たら何があっても起きないからな」

【亜貴】「そ、そうだけど……」

【久遠】「亜貴からも送ってやれよ。理緒、喜ぶと思うぞ?」

【亜貴】「うーん……本当に大丈夫かな?」

【つむぎ】「まだ俺達の分しか既読つかねーから、寝てんじゃない? 平気だって、送ってやりなよ」

【亜貴】「……分かった! 僕も送るよ」

【亜貴】「……これでいいかな。送信っと」

【亜貴】「僕も送ったよ」

【玲音】「よーし! これでばっちりだな!」

【玲音】「もし明日来なかったら、乗り込んでやろうぜ」

【久遠】「乗り込むのはいいとして、いい加減俺達もそろそろ寝るぞ。明日、起きられなくなるからな」

【つむぎ】「てか、もう今日だけど」

【久遠】「そうだった。ほら、ももは俺の寝床から出ろよー」

【つむぎ】「仕方ねーな」

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