【龍雄】「みんなー、美羽ちゃん達が来たよー」
龍君がドアを開けた瞬間、飛び込んできた光景に、一瞬で固まってしまう。
【成海】「わあ、美羽ちゃん。来てくれたんだね」
【美羽】「う、あ……」
【成海】「あれ? どうしたの?」
今まさに服を脱ごうとしていた成海君は、自分の格好が分かっていないのか、きょとんとしている。
見ちゃいけない……そう思っても、視線が勝手に成海君に釘づけになっていると、背後から夕星の笑い声が届いた。
【夕星】「へえ~、美羽ってば純情そうなフリして結構えっちなんだねぇ~」
【美羽】「なっ!」
【有紀】「さっきから成海の事、じっと見てるしな」
【美羽】「っ!!」
【忍】「……何の話をしてるんだ?」
【夕星】「のぞき魔がいるって話~」
【美羽】「違います!」
【有紀】「きゃーえっちー」
【美羽】「ち、ちちち、ちがっ!」
【成海】「有紀も夕星も、なんの話してるの?」
【美羽】「な、成海君ごめん! 私出るから……!」
【成海】「え、なんで? せっかく来たんだから入っていいのに」
【忍】「ああ。そうだな。遠慮するな」
【美羽】「遠慮します!」