青春はじめました!公式ブログ

奏について振り返りました!

姉ちゃん、今年のお正月はどうだった?

楽しかったー! 
みんなで二年参りして、 湯丸おじちゃんからお年玉もらって、
さゆばあちゃんと千早が作ったおいしいお節をいっぱい食べて!

姉ちゃん、食べてばっかだったもんな~。
お雑煮も毎回餅3個は食べてたし。

うっ。だっておいしいんだもん……

まあ、おいしいって喜んでくれるのは嬉しいからいいけどね。
……と、思い出話はそれくらいにして、きちんと挨拶しないとな。

そうだね。あけましておめでとうございます!

今年も、『青春はじめました!』をよろしくお願いします!


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こんばんは~! 『青春はじめました!』ブログ担当の高木です。

あけましておめでとうございます!


青はじが発売されてからもう2回も年を越したなんて、

月日が経つのはあっという間だなぁとしみじみ実感しながら

久しぶりに青はじブログを書いています。


隔週更新とはいえ、こんなに長い事

ブログを続けさせてもらう事になるとは思いませんでした(笑)。


今年ものんびり青はじ話をしていきたいなと思っておりますので、

お付き合いいただけると嬉しいです。


さて! 先週、1月5日は西郷平太の誕生日でした!

1月頭に誕生日ということで、平太のうちの誕生日プレゼントは

毎年お年玉とひとくくりだったんじゃないかなぁと思っている高木です(笑)。

あの細かい事は気にしない豪胆なお父さんですしね!

それでも子どもの平太は文句なんて言わなさそうです。


ちなみに平太は『Photograph Journey』の

新潟県在住・小日山優斗くんと同じ誕生日だったりします。

よかったら一緒に覚えてあげてください!


それでは、今年初の青はじブログ、いってみましょう!



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【青春振り返りました! その⑪奏】


毎度恒例の青春振り返り企画!

ディレクターである高木の観点から、青春部1人1人の物語について振り返っています。

今回で攻略対象キャラクターはラストですね!

今週の担当キャラは……辛辣と見せかけたさみしんボーイ、陸野奏です!


……何? 俺のことなんて、放っておいてくれればいいだろ。



それでは、奏についてお喋りしていきます。

ネタバレ要素も多数出てきますので、ご注意くださいね!


▼口は悪いけれど心は可愛い?

なにぼんやりした顔してるの? ぶさいくだよ、その顔。


共通ルートでの初登場時の奏は、

とにかく青春部メンバーにひどい言葉ばかり投げかけるキツい男の子として登場します。


双葉双子に再会した時も大概ひどい事を言ってますね!

奏ルートをやると、あれはただの照れ隠しな事が分かりますが(笑)、

どこまでも本音と建前で真逆の態度しか取れない不器用な男の子です。


奏ルートも高木がシナリオを担当していますが、

シナリオを作るにあたってまず一番に悩んだのは、

王子や湯喜彦、平太に有栖といった優しい幼馴染みに囲まれていて、

しかも五十里という穏やかな土地に住んでいながら、

どうして奏1人だけあんなにもひねくれてしまったのか?

……という問題でした。


その原因がスッキリしない事には、奏のお話は考えられない……と思い、

会社のディスクでうんうん1人で唸りながら

奏の人生を年表に起こしていたのは良い思い出です(笑)。


出生から王子たちとの出会い、中学のあれこれの事件、高校入学~と事細かに書いてました。

まだ残ってるかな~と引き出しを漁ってみましたが、

さすがに1年以上も前のものなのでどこにも残っていませんでした(笑)。

残しておけばよかった!


▼ひねくれ者・奏ができるまで!

ひ、ひねくれてて悪かったな! 別に、好きでこんな性格になったわけじゃ……。


……というわけで、今のひねくれ者な奏が出来るまで

どんな経緯があったのか考え始めました。


「小さな頃から千歳が好きだった」という設定は、

奏のシナリオを中村Pから任された当初から「やりたい!」と思っていた案でした。

あのツンツン辛辣な言葉が照れ隠しだったら可愛いな、と思ったからです(笑)。

内弁慶な奏が、明るく天真爛漫な千歳に憧れを抱くのは

とても自然な事のように思えたから、という理由もあります。


というわけで、奏の小学時代は

「今ほどひねくれていない内気な男の子で、

 明るい一つ年上のお姉ちゃんである千歳に惹かれている」という設定に

持っていく事にしました。


そこまで考えるのは簡単だったのですが、問題はそこからで……。


どうして今の奏はこんなにひねくれてしまったのか、というキッカケを

どこに持っていくか……という点で、ものすご~~~く悩みました。


まず、「幼馴染みと再会した時に、小さな頃とまったく性格の違う子が

1人でもいたら面白いんじゃないか」と思い、

奏の性格が変わったのは子どもの頃の千歳と離れてしまった後、という設定にしました。


そして、奏の性格が変わってしまった理由を

王子たち幼馴染み組があっさり千歳にバラしてしまってはシナリオとして面白くない、という事で、

幼馴染み組が知らない間に「何かしらの事件」を奏の中に起こそうと決めました。


更にその「何かしらの事件」に千歳が絡んでいたら面白いかもしれない、

と延々考え続けた結果、出来あがったものが、中学時代のあれこれの事件です。


こうして振り返るとあっさりしたものですが、

考えてる当初は「ああしようこうしよう」という案が後から後から溢れてきて

収集がつかなくなり、めちゃめちゃ時間がかかったものでした……。


▼奏ルートの奏は……?

青春部のおかげで、少しは成長してるといいなって思ってるんだけど……。
自分じゃ何とも言えないな。


そんなわけで、『ひねくれ者・奏が出来るまで』の経緯が完成したところで、

「いよいよシナリオ本編の作業だ!」と意気込んだのは良いんですが……


シナリオ作業に入ってからも、奏にはどこまでも悩まされました(笑)。


奏ルートは「ひねくれ者の奏が、青春部のみんなと打ち解けて

次の青春部部長として成長していく」過程を描いていこうと心に決めていたのですが、

いかんせん態度と心がちぐはぐなキャラクターなので、

「奏が今どんな気持ちでいるのか」「どのくらい青春部の面々と心の距離を縮めているのか」

「どのタイミングで千歳に対する意識が変わったのか」などなど、

奏の心情の変化を追うのにものすごく苦労させられました……。


また、奏ルートのシナリオ中盤は「両片思い」がお話の焦点になってくるんですが、

『第三者は両想いだとわかりきってるのに、本人同士は気付いてない』という少女漫画の王道展開は、

乙女ゲームのシナリオにするとめちゃめちゃ難しい! ……と、四苦八苦させられました。


奏ルートは青春部のメンバーも大勢活躍するので、みんなの動かし方も難しい。

どうしたらいいのかな、と悩んだ挙句に初めて中村Pにシナリオに関しての相談をしたりもしました。

(基本的にいつも好き勝手やらせてもらっているので、

 あんまりシナリオに関して相談する事はないんです 笑)


そこでまた年表の出番!!(笑)


夏休み→文化祭→クリスマスにいたるまでの奏と千歳の心情の変化を

事細かにそれぞれ追っていき、モノローグを駆使してシナリオに反映させる、という

地道な作業に、ものすごく時間が取られました……。


なんだかんだで2人がくっついた後の1月~卒業にかけてのお話は、

「付き合えるようになって本当によかったね……」と感慨深い気持ちになりながら書いていました(笑)。

お姉さん彼女に引っ張られつつ、自分も成長していこうと努力する

カップルになっていってくれたらいいなと思います。


そんなこんなで一番苦労させられたルートでしたが、その分色々と勉強にもなりました。

楽しんでいただけたシナリオになっていたら嬉しいなと思います!


そう言えばどこにもシナリオで出せなかったんですが、

奏は人気の動物ブログを毎晩チェックするのが趣味、というどうでもいい裏設定があります(笑)。


以上、奏の振り返りでした!



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青春ブログ、次回の更新は、1月28日(水)になります。

どうぞお楽しみに~!

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