し、静流君！
うん。何かな？
あ、あの……その……
うん。
その、えっと……
うん、何だろう？
………………ご、ごめんなさい、何でもないんです！
それじゃあっ！
あ……待って、神乃さん！
（えっ！？）
いきなり手を掴んだりして、ごめんね。
でも、どうしても聞きたいんだ。
君の口から……ダメかな？
静流君……
…………お、お誕生日おめでとう。
これからもよろしくね。
うん……ありがとう。
こんにちは～！
『死神彼氏シリーズ』ディレクターの高木です。
5月になり、すっかり暖かく過ごしやすい季節になりました！
皆さん、GWは楽しく過ごされましたでしょうか？
5月の死神彼氏的なイベントといったら、
11日のアバソン組・早坂静流の誕生日ですね！
☆ﾟ+. ﾟ+.☆ ﾟ・*:Happy Birthday 静流！！☆ﾟ+. ﾟ+.☆ ﾟ・*:
というわけで、今回のブログは静流生誕祭仕様になっています。
皆さん、明日は静流の誕生日をお祝いしてあげてくださいね！
それでは死神ブログ第70回、いってみましょう。
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【死神制作日記その63：エリート死神のあれこれ】
死神彼氏シリーズとは
本編である『Re:BIRTHDAY SONG～恋を唄う死神～』と、
番外編である『Un:BIRTHDAY SONG～愛を唄う死神～』の、
２つのタイトルのゲーム作品で展開される物語となっております。
（※ハードはどちらもＰＣです）
読み方はそれぞれ、『リバースデーソング』『アンバースデーソング』と読みます。
制作陣は本編をリバソン、番外編をアバソンと呼んでおります。
みなさんもその略称で呼んでいただけると嬉しいです！
●エリート死神のあれこれ
死神彼氏シリーズの制作話をお届けしている死神制作日記。
今回は静流について、アバソン組のシナリオを担当した中村Pに振り返ってもらいました！
ネタバレも一部含みますので、閲覧の際はお気を付けくださいね。
中村Pよろしくお願いします！！
♪*:..:*♪*:..:*♪*:..:*♪*:..:*♪*:..:*♪*:..:*♪*:..:*♪*:..:♪
●静流のあれこれ
５月１１日は早坂静流の誕生日なので、本日は静流に関して語りたいと思います！
よろしくお願いします！
『Un:BIRTHDAY SONG～愛を唄う死神～』こと、アバソンに関しては
とにかく“悲恋”をテーマにしています。
ですので、静流もハッピーエンドという事にはなりません。
静流のルートはアバソンにおいては重要な位置を占めるシナリオになっているので、
ゼンとリッカのエンディングを迎えて頂かないと、静流のルートには入れません。
なので、是非、ゼンとリッカのシナリオをクリアしてから、進んで下さい☆
ゼンとリッカのシナリオでは明かされなかった、静流の秘密が暴かれます！
暴いちゃって下さい（笑）。
さて、今回は明日誕生日を迎える攻略キャラクターの中のひとり“静流”の
お話をしたいと思います！
共通ルートでは、主人公であるほとりの想い人として描かれている
優等生な彼の“本当の姿”に迫っていきます！
静流とのお話は、ほとりが静流に告白してから物語が始まります。
そこからの日々は、なるべく甘くなるように描いたつもりですので
アバソンのシナリオの中では一番乙女ゲームらしさを楽しんで頂ける……はずです！
そんなしゃらくせえ事、言ってんな中村！
さっさと静流の話をしろ！！
……と、お思いの皆さま。
その通りだと思いますので……それでは、いってみましょう！！
▼静流のプロフィール
まずは静流のプロフィールについてご紹介します。
静流の詳細なプロフィールはこちら！
年齢 ：１７歳（高校２年生）
血液型 ：Ｏ型
誕生日 ：５月１１日
星座 ：牡牛座
身長 ：１７６㎝
一人称 ：僕
二人称 ：君
長所 ：穏やかで優しい
短所 ：たまに毒舌
口調 ：～だよね。
特技 ：折り紙、あやとり、お菓子作り（※幼少期の主人公が好きだったもの全般）
趣味 ：読書
属性 ：ヤンデレ
好きな食べ物：ハンバーグ
嫌いな食べ物：にんじん、ピーマン
好きなタイプ：守りたくなる女性
嫌いなタイプ：元気な女性
病弱で大人しく、悲しくなるほど優しい性格の静流。
一見、大人のように感じますが、多分、静流が誰よりも子どもっぽいところを持っているんじゃないかと思っています。
ある意味、ゼンよりも子どもっぽいです。
子どものように純粋で、真っ直ぐで。だけど、純粋ゆえの残酷な一面もあるのが静流です。
静流は、中村の一番得意……というか、好きな性格のキャラにしようと思っていたので、
ゼンやリッカに比べてすんなりと、出来上がったキャラです。
恋をしたら一途すぎるくらい一途になってしまうんだろうなと思いながら、
静流ルートは描いたので、ある意味バカップルみたいになってしまいました。
静流が父親になって娘が生まれたら、もっと大変な事になるんじゃないかと思っています（笑）。
▼静流の個別ルートについて
死神彼氏シリーズのキャラの中で唯一、
死神ではないので、どのようにほとりと関わらせていくかを考えながら作りました。
元々、ほとりが静流に片思いをしているという設定なので、
ゼンやリッカよりはほとりと関わらせやすかったのですが、
静流だけ死神ではないので、気を抜くとすぐにひとりぼっちになってしまいます。
ゼンとリッカとの関わらせ方が一番悩みどころで、
彼らの目的を知っている上で、静流はゼンとリッカとどう関わっていくのだろうと
散々頭を悩ませましたが、静流の性格を考えたら、きっと彼らの目的を知っていたとしても、
受け入れてしまうんだろうなと思い、今に至っています。
本音を言うと、ゼンとリッカと静流とほとりの学園生活はもっと描きたかったです。
アバソンは学園モノなのに、思ったより学園生活が描けなかったので（笑）。
静流とほとりの恋は、とても“ピュア”なものにしたいと考えて、シナリオを描きました。
些細な日常の中にある、好きな人が自分に向ける感情や、言葉といった、
当たり前で何気ないものですら、２人にとっては全て宝物のようになってしまう。
そこに今度は“時間”という制約が入ってくるので、尚更、一瞬、一瞬が大切になってきてしまう。
そんな、静かだけど優しい“恋”を描きたいと思いました。
なので、お話は少し地味な印象を受けられるんじゃないかと思います（笑）。
そのお話のスパイスとして“ソラ”というキャラが出てきます。
彼と静流の関係を語りだすとネタバレになってしまいますので割愛させていただきますが、
ソラがいた事によって、静流の毎日が少しでも明るいものになったんじゃないかなと思っています。
それはきっとソラも同じで、お互いの存在とほとりの存在が暗闇の中の“ヒカリ”になっていたと思っています。
静流は“生きる”ために直接関わらずとも多くの罪を犯したけれど、罪を犯してまで生きたのだから
その“生”はせめて、少しでも明るいものであったのならいいなと思っています。
静流のシナリオの結末だけは最初から決めていて、シナリオもエンド３から描きました。
どうしようも出来ない悲しい結末が待っている中で、一人の人と向き合い、共に時間を過ごす。
限られた時間の中だからこそ、当たり前を当たり前だと思わず大切にする。
日々、忙しいと明日があるからとついつい後回しにしがちな事があります。
それは人との関わりだったり、仕事だったり、約束だったり。
でも、明日がなかったら？
終わりが決まっていたとしたら？
それでも、同じように過ごすのだろうかと考えた時に、静流のシナリオのおおまかな流れが出来ました。
普通に生きていれば静流とほとりみたいな事にはならないと思いますが、明日が必ず来るものじゃない事を、
当たり前の日常がたくさんの奇跡の上で成り立っている事を、
２人を通して少しでも描けていたらいいなと思っています。
静流の誕生日が近いので、「静流について語らせてくれー！」と
高木に頼んで書き始めたんですが、書き始めたら案外うまく書けなかったので、
この辺にしておこうと思います（笑）。
ちなみに静流のイベントCGは、エンディング３が好きです！
静流ルートはエンド３をやりたくて描いていたので、
エンド３をやれて満足しています。
静流ルートは、本当の意味での“ハッピーエンド”がないので
機会があれば、今度こそ静流も幸せにしてあげたいと思っております。
もちろん、ゼンもリッカもソラもですが（笑）。
アバソンはまだまだ描きたい部分があるのでいつかは描いてみたいです。
蛇足になってしまいそうな気もするので難しいところですが（笑）。
死神彼氏シリーズのキャラクターの名前は、全て高木が考えました。
中村は、静流に静流という名前をくれた高木に感謝しています。
ありがとう！
静流っていい名前ですよね！！
明日は静流の誕生日なので、よかったら祝ってあげてください。
きっと静流はほとりと２人だけの誕生日じゃなくて、
ゼンやリッカ、ソラも誘いたいと言って、
それにほとりも賛成して３人に声をかけるんだけど、
３人はせっかくの誕生日なんだから２人きりで祝えばいいのにと呆れながらも、
一緒に祝ってくれるんだろうなと、そっと中村は妄想しておきます（笑）。
――最期に歌を歌おうか。
と、言うことで、高木の気が向いた時にでも、
今度はネタバレ全開で反転表示にしてもらってソラについてしゃべってやるぞと企みつつ、
この辺でお暇します！
死神ブログにお邪魔させていただきました！
それでは～
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……というわけで、一際テンションの高い中村Pによる振り返りでした(笑)。
次はソラについて振り返ってもらえるのを楽しみにしていようと思います！
ちなみにhoneybee総合ブログのコーナーにも静流がちょこっと顔を出しているので、
覗いてみてあげてくださいね。
それでは～！
