うん……。桜の木の下でシュンの作ったおいし~い料理と、
ヨルの作ったあま~いデザートが食べたかったの!
完全に花より団子じゃないか……。
というか、さも当然のように俺とシュンを料理係に任命するな。
でも、現世ならまだ桜が咲いてるところがあるかも!
みんなでお弁当持って遊びに行こうぜ。
アメとシュンも誘ってこようぜ。 それからナミ先生も!
……この2人は、人の話をまったく聞かないコンビだな……。
やれやれ……。
こんにちは~!
『死神彼氏シリーズ』ディレクターの高木です。
都内は暑くなったり寒くなったりと安定しない天気が続いていますが、
みなさんいかがお過ごしでしょうか。
季節の変わり目、体調を崩さないようお気をつけくださいね!
そして、アバソンの感想をみつばちポストにちょこちょこ頂いているようで……!
総合ブログを読みながら、プレイしてくださった皆さんの心に
死神彼氏達を住まわせてもらえている事実に嬉しくなりました。
今後も死神彼氏に関するお話をちょこちょこブログで話していけたらな~と思っているので、
お付き合いいただけると嬉しいです!
また、青春ブログに関するお手紙もありがとうございます……!
のんびり思い出話を話しているだけの半ば高木の趣味のようなブログでしたが、
楽しみに読んでくださった方々がいてくださったことを嬉しく思うのと同時に
感謝の気持ちでいっぱいです。
次に青春ブログが動く時を楽しみにしていてください!
……と、話す場所がないので死神ブログから失礼しました(笑)。伝わっているといいな……!
それでは死神ブログ第46回、いってみましょう。
-------
♪ ELEKITER ROUND φ 7th.ミニアルバム発売!
死神彼氏シリーズのOP・ED計4曲が収録された
ELEKITER ROUND φのミニアルバムが、明日4月8日(水)に発売されます!

ELEKITER ROUND φ/RE:QUIEM
≪収録曲≫
●千年恋歌
「Re:BIRTHDAY~恋を唄う死神~」 OP主題歌
●Conflict
「Re:BIRTHDAY~恋を唄う死神~」 ED主題歌
●Reincarnation
「Un:BIRTHDAY SONG~愛を唄う死神~」 OP主題歌
●ひかり
「Un:BIRTHDAY SONG~愛を唄う死神~」 ED主題歌
→ミニアルバムの詳細はこちら!
アニメイト限定豪華盤も同時発売ですので、チェックしてみてください!
ELEKITER ROUND φの楽曲とともに、死神彼氏の物語を振り返ってみてくださいね。
-------
【死神制作日記その42:リバソン未収録おまけシナリオのご紹介!】

死神彼氏シリーズとは
本編である『Re:BIRTHDAY SONG~恋を唄う死神~』と、
番外編である『Un:BIRTHDAY SONG~愛を唄う死神~』の、
2つのタイトルのゲーム作品で展開される物語となっております。
(※ハードはどちらもPCです)
読み方はそれぞれ、『リバースデーソング』『アンバースデーソング』と読みます。
制作陣は本編をリバソン、番外編をアバソンと呼んでおります。
みなさんもその略称で呼んでいただけると嬉しいです!
さて! 今回の死神制作日記では、
「Re:BIRTHDAY SONG~恋を唄う死神~」で
採用されなかった没シナリオのご紹介をしたいと思います。
今回ご紹介する没シナリオは、
リバソンのゲームをフルコンプした後に「ユユの学級新聞」に出現する
おまけシナリオになる予定だったものです。
どうしてこれが没シナリオになったかといいますと……
個別ルートをクリアするごとに出現する学級新聞から読めるおまけシナリオは、
すべて高木が一から自分で書いたシナリオになっています。
こちらのフルコンプシナリオもそのひとつだったんですが、
あまりにも内容がただの惚気話すぎていて(笑)、
「果たしてこれをわざわざ役者さん達に演じていただき、
立ち絵やBGMを入れてゲームにする意味はあるのか……?」と
作業中に真顔になり、あえなくお蔵入りとなったのでした。
せっかく作ったものなので、ここで公開しておこうかなと思います!
フルコンプシナリオですので、ネタバレを数多く含んでおります。
リバソンをフルコンプした方推奨です!
「大丈夫!」という方だけご覧くださいませ。
∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴
【おまけシナリオ:フルコンプ記念シナリオ】
∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴
[BG:死神養成学校・校舎・教室・昼]
【カイリ】
「リバースデーソング・恋を唄う死神
コンプリート記念座談会、始まり始まり~~! イェイ!」
【ヨル】
「ふ……フルコンプ、おめでとう、ございます」
【アメ】
「ここまで来るのに、
かなりの時間がかかったのではないでしょうか?」
【シュン】
「そーだな。
1人、『コーリャクキセー?』っていうのがかかった
面倒くせーおっさんがいたしよ」
【ナミ】
「仕方ないだろう。俺のシナリオを先にクリアすると、
お前ら全員の生前の物語を
ネタ晴らししちまう事になるからな」
【アメ】
「まさか、『ただの学園恋愛ゲーム~ファンタジー要素もちょっぴりあるよ~』
な内容かと思ったら、最後の最後であんなファンタジー要素に
あふれた展開になるとは思ってもみませんでしたよ」
【ヨル】
「…………あいつを傷つけた事に関しては
許していませんからね、先生」
【ナミ】
「はいはい……。その辺に関しては
十分反省してるよ」
【アメ】
「……と、先生を責めるのはこのぐらいにして。
今日の僕達は一体、何のために集められたんでしょうか?」
【カイリ】
「ユユからの指示なんだよ。
俺達全員をクリアした記念に、
何かノロケ話でも聞かせてくれってさ」
【シュン】
「ノロケ話って……。
あ、あいつのどこが良いとか、どんなとこが好きだとか、
そーいうこっ恥ずかしい話をしろってのか!?」
【ヨル】
「んなっ……!? じょ、冗談だろう?」
【カイリ】
「ほら~、なんか言えよ~。
たぶん、ヨルが一番色々あいつに対して
思ってる事があるだろ?」
【シュン】
「あ~……そんな感じするな。
ガリ勉ヤローはむっつりヤローだからな」
【ヨル】
「んなっ!?」
【アメ】
「そうですね。ヨルさんはむっつりですね」
【ヨル】
「んな……な……っ!」
【ヨル】
「お、俺はむっつりじゃない!
ちゃんと、手を繋ぎたいとか、キスがしたいとか、
そういった意思表示はするように心がけている!」
【カイリ】
「へぇ~、ふぅ~ん。そうなのか~」
【アメ】
「毎回意思表示されるのもどうなんでしょうか。
少々、鬱陶しい気がするんですが」
【ナミ】
「ま~、もしも俺がヨルの恋人だったら、
もっとスマートにエスコートしてくれって思うかもな」
【ヨル】
「な、ナミ先生まで……!?
そんな……」
【シュン】
「…………」
【カイリ】
「ん? なんでシュンは黙ってるんだ?」
【アメ】
「おそらく、シュンも意思表示タイプだからではないかと」
【シュン】
「んおっ!?」
【ヨル】
「なんだよシュン、お前も俺の仲間なんじゃないか!」
【アメ】
「しかもシュンの場合は、台詞を思い切りドモりますからね。
『お、お前と、キスがしたい……』とかなんとか」
【シュン】
「んなっ!? お、お前ら、オレがそうやって喋ってるとこ
見たことねーだろーが!
適当な想像で変な事言うな!」
[SE:意識が流れ込んでくる音]
【アメ】
「いま、シュンは
『くそっ、アメのヤロー、オレのこと理解し過ぎだろーが!
次々と図星つきやがって……!』と考えましたね」
【シュン】
「うっ!!」
【カイリ】
「あはは、アメに隠し事は出来ないな~」
【ナミ】
「さすがの能力だな~」
【シュン】
「じゃ、じゃあ聞くけどよ。お前らはどうしてんだよ、
あいつと、て、手ぇ繋いだり、キスしたいって思った時!」
【ヨル】
「そ、そうだそうだ! お前らの意見を聞かせてみろ」
【カイリ】
「ん~? 俺は『したいと思ったら即行動派』かなぁ」
【ヨル】
「ちゅ、躊躇しないのか?」
【カイリ】
「なんでだ? 好き合ってる同士なら、
別に遠慮する必要なんかないだろ?」
【ナミ】
「若いってのは恐ろしいな」
【シュン】
「おめーはどうなんだよ、ダメ教師」
【ナミ】
「俺は大人だからがっついたりしないんだよ~」
【アメ】
「さすが大人ですね……」
【ナミ】
「そういうアメはどうなんだ~?」
【アメ】
「僕も躊躇はしません。
したいと思った時にそのまま実行します」
[SE:走ってくる足音]
【ユユ】
「あっ、みんなこんなところにいた!
みんなのこと探してたんだよ~」
【カイリ】
「おっ、ココロ! ちょうどよかった!」
【ココロ】
「どうしたのカイリ……って、きゃっ!?」
[SE:勢い良く抱きしめる衣擦れ]
【シュン】
「どわっ!!!???」
【ヨル】
「か、カイリ!?
な、な、何をやっているんだ、お前は……!」
【カイリ】
「何って、ちょっと抱きしめただけだよ」
【シュン】
「何でいきなりそんな事になるんだよ!」
【カイリ】
「俺がしたかったから~?」
【ヨル】
「カイリー!!」
[SE:意識が流れ込んでくる音]
【アメ】
「ヨルさんとシュンの
『羨ましい、あわよくば俺も……!』という意識が
ガンガン流れ込んできますね」
【ヨル】
「うっ!!」
【シュン】
「ぬがっ!!」
【アメ】
「お2人とも、心がとっても正直で分かりやすいです。
その一方で、ナミ先生の心はまったく読めませんが……」
【ナミ】
「死神がそう簡単に他人に心を読ませますかっての。
……ところで、お前ら」
【シュン】
「な、何だよ?」
【ナミ】
「騒ぐのはいいが……
ココロのやつが、カイリの腕の中で
茹でダコみたいになっちまってるぞ~」
【カイリ】
「え? ……あ」
【ココロ】
「う…………ううう…………」
【カイリ】
「わ~~っ!! ごめん、ココロ!」
[SE:手を離す衣擦れ]
【ココロ】
「も、もう~! いきなりびっくりしたよ、カイリ~……」
【ヨル】
「ま、まったくカイリ、お前というやつは……」
【カイリ】
「あはは、ごめんごめん!
でも、照れるココロも可愛いな~♪」
【ココロ】
「ま、またそういうこと言う~っ!」
【シュン】
「ったく、て、天然タラシってやつはこれだから……」
【ナミ】
「…………」
【アメ】
「……ナミ先生、いま少し羨ましいって思いました?」
【ナミ】
「いや~、別にぃ?
そんじゃあ俺は仕事して来るわ」
【アメ】
「…………初恋をこじらせた大人は面倒くさいですね」
//END
∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴
……半年ぶりに読み返したらやっぱりしょうもない内容ですね!
ですがシナリオを書いていた時はめちゃめちゃ楽しかったので、
こうして日の目を見ることが出来てよかったです(笑)。
以上、リバソンの没シナリオのご紹介でした~!
-------
次回のブログ更新は4月14日(火)となります。
次回もどうぞお楽しみに!
それでは~!
→ 『死神彼氏シリーズ』ポータルサイト
→ 『死神彼氏シリーズ』公式Twitter