あれ? 千歳ちゃん、そのジャージどうしたの?
双葉さんのにしては、やけにブカブカだね~。
これ? 平太に借りたんだ。寒いよ~って言ってたら、貸してくれた!
そうだったんだ。西郷君は優しいね。
ね! ちょっとブカブカだけど、その分あったかいの!
ふ~ん……。 ……はい、双葉さん。
え? なになに? どうしてカーディガンくれたの?
僕のカーディガンも着ていいよ~。
え! でも、それじゃあ空閑君が寒いでしょ?
いいのいいの。着てて。
う、うん……?
……? もしかして、空閑君……?
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こんばんは~! 『青春はじめました!』ブログ担当の高木です。
遅い時間に失礼します!
本日、久しぶりに青はじのデータ倉庫をあさっていたら、
千歳が真冬でも健康的に足をさらけ出しているのを見て、
「高校生だからこそ成せる若さだなぁ……」と
おばあちゃんのような目線でしげしげと見てしまった高木です(笑)。
平太あたりに毎年「足をしまえ」「毛糸のぱんつを履け」等と
あれこれ厳しく言われていたら面白いですね!
けれど千歳の魅力はあの足だと思っている高木としては、
真冬でも元気にさらけ出していてもらいたいです(笑)。
さて、何を言っているのか段々わからなくなってきてしまったところで、
今週も青春ブログを始めていきます。
お付き合いどうぞよろしくお願いします!
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【青春振り返りました! その⑨平太】
毎度恒例の青春振り返り企画!
ディレクターである高木の観点から、青春部1人1人の物語について振り返っています。
今週の担当キャラは……みんな大好き青春部のオカン、西郷平太です!
特に言う事なんか何もねーけど、付き合えばいいんだろ? ったく、仕方ねーな。
前回お話した通り、幼馴染み組のシナリオは高木が担当しているため
平太ルートも高木が担当しております。
そのため、今までよりも主観的な振り返りの仕方になるかと思います。
ご了承くださいませ!
それでは、平太についてお喋りしていきます。
ネタバレ要素もふんわり出てきますので、ご注意ください!
▼見た目は不良、心はオカン!
オカンって言うんじゃねーよ。オレはれっきとした男だっての。
……いや、だからってオトンってのも微妙だけどよ。
中村Pから平太のシナリオを任された時、一番に悩んだのは
「平太の不良具合をどうするか」という問題でした。
見た目はどこからどう見てもガラの悪い平太。
けれど、あんまりギャンギャンと騒ぐタイプにしてしまうと、
太郎と性格が被ってしまいますし、何より青春部がうるさくなってしまう(笑)。
最終的には、「青春部のみんなを真正面から引っ張っていく王子」と対になるような存在として、
「目立ちはしないけれど、みんなを陰から支える硬派な男前」
というキャラクターを目指しました。
▼平太ルートは疑似家族ルート!
奏と勇魚? ああ、あいつらなら今日もうちに来たぜ。
あいつら、よくうちのコタツに入って課題していくんだよな。 自分ちでやれっての。
キャラクターの方向性が決まったのはいいものの、
高木は今まで「静かで硬派なキャラ」というキャラクターを担当した事がなく……。
そのため、平太をうまく動かしてあげられるのか不安でしたし、
シナリオが上がって収録に出向いている時も
「今からでもこの台本書き直した方がいいのかな……!?」という葛藤と常に戦っていました……。
今だから言える話ですね(苦笑)。
表情の変化がハッキリしているキャラクターは、心理描写も表現しやすいので、
ストーリーも王道な展開を取り入れやすいのですが、
いかんせん平太は自分の内面をなかなか外に出さないため、
彼の「魅力」をどうやったらうまく出してあげられるのか、ずいぶんと悩みました。
結果落ち着いたのは、やはり平太の「男らしく頼れる部分」を見せること。
そこで一役買ってくれたのが、奏と勇魚の2人でした。
平太ルートでは、平太・奏・勇魚という
疑似親子的な3人の関係を見せるシーンを多く取り入れる事で、
「平太を憧れの存在として慕っている2人に構ってあげる平太」という
平太の男前な一面がうまく出せるように努めました。
2人のおかげで、淡々と静かになってしまいがちな平太とのやりとりに
賑やかさを取り入れる事に成功した気がします。
▼平太との恋愛はゆっくりと温める展開
……恋、な。オレにはやっぱり、その話題は気恥かしいもんだな。
一番平太ルートで困ったのは、やはり平太との恋愛の進展をさせる方法についてでした。
平太はとにかく感情を表に出さないので、何を考えているのか掴みにくい上に、
千歳に対して常に兄のような態度で接するので、
「こ、この子は本当に千歳に恋心を持っているのか……?」と
シナリオを監修しながら、ウンウン唸っていました。
平太ルートは、恋愛ドラマのようにとりわけ目立った展開はありません。
ゆっくりと平太と関係を縮め、恋心を実らせていくシナリオです。
そんな乙女ゲームとも少女漫画とも違う、
どちらかといえば恋愛小説に近い展開が果たしてゲームになる事で
本当に面白いものになるのかどうか、ずっと不安だったのですが……
最終的な判断は、みなさんのプレイした感想にお任せしますね!
なんだか難産だった思い出ばかり話してしまいましたが、
平太自身のことは高木も大好きです!
いつも青春部の暴走を止めてくれてありがとう……と心の内で思っています(笑)。
どうでもいいですが、高木が一番好きな平太のシーンは
王子ルートの【ネタバレ反転】圧力鍋欲しさに毎日ラジオ体操に行くところですね(笑)。
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青春ブログ、次回の更新は、12月10日(水)になります。
どうぞお楽しみに~!
吉野の誕生日を祝った時の写真が出来たわよ!
わぁっ、見せて見せてー!
ふふっ、吉野ちゃん、すごく良い笑顔をしてるね。
そ、そうだろうか……。 写真なんて、あまり得意じゃないんだが……。
ばっちり可愛く撮れてるわよ!
カメラマン有栖ちゃんの腕が良いのはもちろんだけど、
やっぱり被写体が良いおかげね~。
な、南雲、からかうんじゃない。
またひとつ、吉野ちゃんとの思い出が増えたね!
……ああ、そうだな。大切な思い出だ。
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こんにちは~! 『青春はじめました!』ブログ担当の高木です。
AGF2014にてアスガルドブースにお越しくださったみなさん、ありがとうございました!
手助けに少し入ったのですが、日ごろ動かないせいで
思い切り下半身が筋肉痛になってしまい、苦しんでいる高木です……。
青春部員達のように、定期的に動き回らないとダメだなと身に染みました。
そんな痛みと戦いつつ、今週もはりきって青春ブログを始めます!
お付き合いよろしくお願いします。
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【青春振り返りました! その⑧王子】
毎度恒例の青春振り返り企画!
ディレクターである高木の観点から、青春部1人1人の物語について振り返っています。
今週の担当キャラは……みんなを代表する青春部のリーダー、山王堂王子です!
よーっす! 青春部の部長を勤めてる、山王堂王子だ。
何で呼ばれたのかよく分からないけど、よろしくな!
あやかしごはんのブログでも中村Pが少し話していましたが、
『青春はじめました!』のシナリオは、中村Pと高木が
2人で各ルートを分担してシナリオ監修を担当しています。
中村P→太郎・理人・灰時の青春部イケメン組
高木→王子・平太・奏の幼馴染み組
……といった感じです。
(ちなみに女の子ルートは3人とも中村P、
友情ルートは千歳サイド・千早サイドともに高木が担当しています)
お互いに得意キャラと得意なシナリオ傾向がキレイに真っ二つに分かれているので……(笑)、
みんなでわちゃわちゃ賑やかなシナリオが好きな高木は、幼馴染み組のルートを受け持たせてもらいました。
というわけで、王子は高木の担当キャラになります。
今までは偶然にも中村Pの担当キャラばかりのご紹介だったので
なんとなく客観的な話になってしまっていたのですが、
今日はシナリオを考えた当時を思い出しつつ、主観的につらつらお話していきたいと思います。
それでは、王子についてお喋りしていきます。
ネタバレ要素もふんわり出てきますので、ご注意ください!
▼俺様ながらも、しっかり周りを見ている頼れるリーダー!
よーし、今日も青春部の活動を始めるぞー!
みんなで思い切り楽しもうぜ!
一番始めに中村Pから受けた王子というキャラクターの説明は、
「ちょっと強引で俺様っぽいところもありつつ青春部のみんなをまとめる
某海賊王っぽい男の子」
……といった感じのものでした。
某海賊王と恋……??
と、某海賊王が恋に落ちる様子が微塵も想像出来なかった高木は
説明を受けながらキョトンとしてました(笑)。
その後、何度か中村Pと青春のストーリーについての相談を重ね、
自分の中で王子というキャラクターを落としこんでいった感じになります。
基本的には猪突猛進な性格で、青春部のみんなを振り回す王子。
時には空気を読めない発言を堂々としてしまったり、
相手の意思を問わず強引な行動を取ってしまいます。
けれど、意外と部員1人1人のことをよく見ていたり、
変なところで妙に察しが良かったりと、
ただの空気が読めないキャラで終わらない、頼れるリーダーである王子。
共通ルートでもたびたびその片鱗を見せましたが、
王子の個別ルートではその王子の「頼れる部分」を引きだす事に
焦点を当てる事にしました。
▼同い年ながらも、お兄ちゃんのような存在
お兄ちゃん?? まあ、一応下に弟がいるから、間違いではないかな?
というわけで、個別ルートでの王子に関してです。
同い年にも関わらず、まるで年上の男の子のような一面も持つ王子。
よく王子ルートをプレイしてくださった方から
「プレイ前は王子と千歳が恋に落ちる様子が想像できなかった」
という話をちょこちょこ聞くのですが、
元気はつらつな千歳と王子の恋愛過程を組み立てるのはやり易い作業でした。
王子の個別ルートで高木がやりたかったのは、
「学校では見られない王子の一面を見せること」でした。
学校で毎日のように会っているクラスメイトでも、
ちょっと私服姿を見たり、家族と一緒にいるところを見たりするだけで、
普段の印象とは全然違って見える……といった経験は誰しも持っているかと思います。
そんな「普段見慣れた彼とちょっと違う一面」にドキっとするような話を
王子ルートで盛り込めたらいいなぁと思い、プロットを練りました。
というわけで、王子ルートでは「家族」が大きく関わってきます。
同じ学校の「友達」と一緒にいる時とは違う、
「家族」と一緒にいる時の王子を見て、
千歳がどういう印象を抱くか、というのをずっともやもや考えていました。
ルート中盤、家族と一緒にいる時の王子は、友達と一緒にいる時以上に
責任感が強く、将来のことに関しても冷静に考えています。
そう言った、部活仲間に見せるものとはまた違った王子の優しさに、
新鮮味を感じていただけると嬉しいなと思います。
▼恋に目覚めた王子は鈍さ5割増?
『こい』? 池の鯉なら、五十里小学校にデカいのがいるぞ!
見に行ってみるか?
恋愛ルートを終えて晴れて千歳と恋に落ちた王子は、
仲間に対しての鋭さはどこへやら、とことん鈍い男の子になります(笑)。
前作『Starry☆Sky』には、ここまで突き抜けて女心を理解できない男の子はいなかったので、
恋愛エンディングやおまけシナリオは、とても楽しく監修させてもらいました。
高木が王子ルートで一番楽しかったのは、やっぱり告白のシーンですね!
乙女ゲー史上、あんなにあっさりした告白はないといった感想をいただくたび、
そ、そうですよね……と頷いてしまいました(笑)。
乙女ゲームではなく、少女マンガらしいシナリオを目指した
青はじだからこそ許された告白の仕方だったんじゃないかなと思います。
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青春ブログ、次回の更新は11月26日(水)になります。
どうぞお楽しみに~!